Category: メインデルト・ホッベマ

メインデルト・ホッベマ(1638年-1709年:享年71年)
 
17世紀のいわゆるオランダの黄金時代に活躍した風景画家で、ヤーコプ・ファン・ロイスダールの後継者として位置付けられている。マインデルト・ホッベマと表記されることもある。ホッベマの描く風景は激しいものや穏やかなもの双方あるが、一般的にはオリーブ色の色調が中心で、しばしば「清教徒的な灰色」(puritanical grey)と呼ばれる色ないし小豆色[5]が用いられ調和を保っている。ホッベマの絵画には樹木のさまざまな葉のつき方を表現するのみならず、大胆なタッチと細やかな仕上げがなされ目をみはらせる。特に驚かされるのは、雲を透過する弱い光が一時的にないしは確実に大地の異なる部分を照らし、木の葉を透過した光が別の木の葉を照らす様子などで、このような光が透過して別の場所を照らすような表現はホッベマの作品のなかには、繰り返し見られるものである。