Category: アクタイオン

アクタイオーンはケンタウロスのケイローンに育てられ、狩猟の術を授けられた。一説には狩猟を教わったのは実父からであったともいう。あるときアクタイオーンはキタイローン山のガルガピアの谷間で、狩り仲間とともに自分の手で育てた50匹の猟犬を率いて狩りに興じていた。アクタイオーンは狩りの成果が良かったので一時狩りを休止し、猟犬を休ませるために泉を探して歩いた。ところがガルガピアの谷間はアルテミスに捧げられた聖域であり、ちょうど谷の一番奥まった場所にある洞窟に湧き出している泉で狩りに疲れたアルテミスが従者たちとともに水浴びをしていた。そうとも知らずにアクタイオーンは洞窟に入っていき、アルテミスの入浴中の裸体を誤って目撃してしまった。このため女神の逆鱗に触れ、女神の裸を見たと言いふらすことが出来ないように鹿の姿に変えられ、さらに彼の猟犬をたちを狂わせ、アクタイオーンにけしかけた。アクタイオーンは水面に映った自分の姿に驚いたが、口から出てくるのはうめき声だった。アクタイオーンはテーバイの王宮に帰るべきか、森の中に隠れているべきか迷ったあげく、猟犬たちに見つかり食い殺された。